DanoのBetween Us in ML
久しぶりにDan O'Sullivan(以降、敬愛を込めてDanoと呼びます)の授業(セッション)を受けました。 Danoは、僕がITPの学生だった頃の指導教員で、いろいろ相談に乗ってもらいました。 また、現在のITPのChair(専攻主任)はShawnですが、Red Burnsの後を継いで、長らくDanoがITPのChairでした。 Danoは、昔QuickTimeVRの開発に関わり、ITPではフィジカルコンピューティングを始めたりと、ITPのコアになる思想、技術などの基礎を築いたファカルティで凄い人なのです! ITP Campで、そんなDanoがセッションを行うと聞き、ITP Campがはじまってから、ずっと楽しみにしていました。 ちなみに"DanoのBetween Us"シリーズと僕は勝手に呼んでいて、Between Us + トピック、というタイトルをつけた授業をいつくか展開しています。(たしかただのBetween Usもあった気がします) Danoらしく、人と人、人と社会、人と技術などを、人を中心として扱う対象を理解し、どう扱うのかと考えるといった内容で展開していきます。 そいえば特別研究期間制度でITPの特別研究員だった時も、DanoのITPの通常授業を聴講させてもらい、その時の授業は”Hacking Higher Education”というタイトルで、これもとても刺激的な授業だったと記憶しています。
ITP Campは、アイデアの共有や人とのつながり、参加者同士のコラボレーションなどを目的としているので、ITPが用意する・参加者が開催するセッションは、目的を達成するためのきっかけを作ることを主としているため、導入や入門的な内容のものが多いのです。 しかし、Danoの授業は違いました… ITPの通常の授業と同様の内容の濃さでした。 明星チームからは、清水さん、兼松さん、平松さんが参加し、Danoの洗礼を受け、ITPの通常授業がどのようなものかを知る良い経験になったと思います。 マシーンラーニング(ML)に関する内容だったのですが、授業の流れなど同じ教える立場として、とても勉強になりました。 MLという技術を扱いながらも、人間の意識・無意識とは?、人間の認知、UIがメディアの特性をいかに反映しているのか、MLはメディアとして捉えた時にどのような特徴を有するのかなどなど。 90分の単発の授業にも関わらず、揺さぶられ続けた授業でした。 相変わらず、恐るべしDan O'Sullivanといった内容の授業で、受けられてよかったです!
ちなみに、ITPには3人のDanがいます。 3人とも、名前の略称がDanです。 そしてこの3名とも、業界では非常に有名な3人です!
Dan O'Sullivan(中央) Daniel Shiffman(左端)
Danny Rozin(右)