機会に溢れた街、ニューヨーク
今回職員としてニューヨークでの研修に同行させていただくにあたり、ニューヨークは本学の学生が留学や旅行、またはその他の目的で渡航するにあたってどんな良い面があるのか、学生の皆さんと一緒に体験することで、またニューヨークに在住する人々や教育機関の方の話を聞くことで、探りたいと思っています。1週間経った時点で気づけたことがあるので、綴っていきます。
他の記事でゼミ生も書いてくれていますが、ニューヨーク生活5日目、尼岡ゼミにとって興奮冷めやらぬ出来事がありました。ITPの教授でアーティストのDaniel Rozinさんの展示会が偶然にも6月に開かれており、そのオープニングイベントに出席できたのです。この分野ではとても有名な方で、Daniel Rozinさんおよびその素晴らしい作品を前に、ゼミ生一同は緊張で固まりつつも、目を輝かせていました。(そのリアルな様子はこちらの記事で確認できます!)
Daniel Rozinさんにお会いしお話できただけでも凄いことなのですが、さらに驚くことが。シカゴ大学でAx Labを設立された中垣拳さんとの偶然の出会い。ゼミ生の一人が会場にいらっしゃることに気づき、声をかけたことをきっかけにお話ができました。
学生のブログより引用:「なんでしょうかこの空間は…神様しかいない。とんでもない空間にいることに実感が追いつきません」
ニューヨークは様々な面において世界の最先端を走る街ですが、早くもその一面を身をもって体験できた、衝撃的な出来事でした。
そして、個人的にグッときたことは、そこに偶然居合わせた人々の熱意やそこで作り出される空気感です。 ITP Camp参加者などニューヨーク大学の関係者も複数いらっしゃいましたが、そうでない一般の方もいました。そこで2名の方と知り合い、お話することができました。
1名はアートが趣味でこういった展示会によく足を運んでいるという、NY在住の方。気づいたらゼミ生の1人が展示を見ている際に仲良くなっていて、私も会話に参加させてもらいました。しばらくお話していたら、なんと日本の高校でALTの先生として働いていたことがあるそう!しかも私が住んだことのある場所から徒歩ですぐの場所に住んでいたそうで話が盛り上がりました。 もう1名もNY在住の方で、この展示会関係者のお知り合いとして今回の展示に足を運んだそうです。この分野に興味があるようで、私たちのニューヨーク研修についてたくさんの質問をしてくださいました。
2名とも自分の興味関心についてたくさんお話をしてくれて、さらに私たちに関することも多くの質問をして、目を輝かせて聞いてくれます。お互いを知って何かを学びたいという気持ちが伝わってきて、話をしているうちに自然と自分の熱量も上がってくるような感覚でした。ゼミ生もブログに書いてくれていましたが、会話が心地良いです。
展示会に行く前は、人との交流という面でここまで実りのある時間になるとは予想していませんでした。本当に行けて良かったです。このような機会が様々なところで溢れているのが、ニューヨークの良いところだと実感できた出来事でした。
そして、今回の渡航中にニューヨークに精通する留学エージェントや語学学校の方々とお話する機会をいただいているのですが、お伺いした留学先としてのニューヨークの良い面は、まさにこの経験が思い出されるものでした。
「ニューヨークには世界のエネルギーが集まっており常に刺激的で、学びの機会に溢れていることが魅力。少しの勇気で踏み出せば様々なことを経験できる環境。」 「世界で成功するためにニューヨークで学び挑戦する人が多いため、自然と意識の高い人が集まる。」 「特にニューヨークは良い意味で人のことを気にしない。様々な国から様々な言語を話す人が集まるので、英語を話すということに関してもミスをするのは当たり前。うまく話せないことで嫌な顔をする人はいない。」
もちろん各国にその国の良いところがあり、目的や個人の状況によって学ぶのにベストな場所は変わってくると思います。しかし、滞在が短期であればあるほど、**「学びの機会の多さ」**は留学先を選ぶ上で重要かもしれないと思いました。 もちろん自分自身の積極性が最も重要ですが、少し頑張れば手が届く学びの機会の多さは経験の多さにつながり、それらの「経験できたこと」が自分の自信となり、気づきや成長につながるのだと思いました。
ニューヨークの良いところを、もっと探していきたいと思います!